2021-05-26 第204回国会 衆議院 経済産業委員会 第15号
これは、二〇〇〇年以降の地震の記録を見ると、千ガルを超える地震というのは、これは十数回、本によれば十七回とかそういう数で起こっているんですよ。二十年間で十七回とかそういう数ということは、ほぼ毎年一回はそういう地震が起こるということでありますから、私は決してまれなケースを言っているわけではなくて、それも、これは気象庁にも確認をして、前回も質問しました。
これは、二〇〇〇年以降の地震の記録を見ると、千ガルを超える地震というのは、これは十数回、本によれば十七回とかそういう数で起こっているんですよ。二十年間で十七回とかそういう数ということは、ほぼ毎年一回はそういう地震が起こるということでありますから、私は決してまれなケースを言っているわけではなくて、それも、これは気象庁にも確認をして、前回も質問しました。
日本の地震が多発している、千ガルを超えるような地震が多くのところで記録がございます。今、新規制基準にのっとって申請が通っているものとしては、例えば玄海だとか川内原発は六百二十ガルですか、それから伊方原発は六百五十ガル、高浜は七百ガルということで変更申請が通っていて、はるかに、千ガルというのが頻発している中では低いのではないかというふうな問題意識で質問させていただきました。
だから、例えば、今の基準で、地上でやはり千ガルのような地震が起きているときに、地下が安全だから六百二十、六百五十ガルでいいという、これは、私はやはりそのロジックは成り立たないと思うんですよね。 要は、やはり千ガル、こういうものが頻発をしているという事実、もっと大きな、三千ガルあるいは四千ガルという地震も起きています。
この図を本から取りましたけれども、日本では、いわゆる千ガルを超えるような地震、大きな地震が多発をしているというのは事実であります。そして、原発の耐震基準は、残念ながら、基準地震動、それよりも低いものがたくさんあります、六百五十、六百二十、七百。それでよしとして動いている原発がたくさんあるというのが現実であります。
だって、ここでいくと、四千ガルの地震が起きたら、半分になったって二千ガルで地下で揺れるんですよ。それを基礎に置いておいて、何で七百で足りるんですか。
だから、五千ガルとか三千ガルとかの数字を出しているんじゃないんですか。 原発は、ここはそれ以下の地震加速度しか発生しないからこれでいいんだというのは、ハウスメーカー以下の耐震性、基準でいい、そう考えているとしか言いようがないと思いますよ。どうですか。
二〇〇〇年以降、七百ガル以上、千ガル以上の加速度を観測した地震の観測についてですが、今年四月二十日までの間に気象庁観測点において七百ガル以上を観測した地震は十九回、千ガル以上を観測した地震は六回というふうになっております。
我が国で記録された最大震度の地震、四千二十二ガルに耐えられるよう、ハウスメーカーの一般住宅は、これメーカーによっても違いますけれども、四千ガルを超える地震にも耐えられるよう耐震強度を上げております。
まず、御質問の中にありました一般住宅における地震動、四千二十二ですとか四千ガルに耐えるようにという、これは住宅自体の揺れの際の値であって、住宅自体が揺れたときの加速度のことを指しております。一方、原子炉施設の敷地に大きな影響を与えると予想される地震動として策定する、いわゆる基準地震動というものは硬質地盤である解放基盤表面といったものにおける地震動を表しています。
地震で、どれぐらいの地震が来そうだからということで予想を立てて、予想を立てるのを例えば六百ガルとか千ガルとかにして、それが基準地震動になって、それに耐える設計をやるから大丈夫だということになっているんですけれども、その基準地震動を決めるもとは地震学です。 どういう地震がここに来そうかということなんですけれども、地震学は三重苦の学問ということで、地震学者はみずから言っております。
原子炉建屋のフロアのところでは大体千ガル程度、それから、もう少し離れたいわゆる資材置き場とかそういうところ、地表、少し標高が高いところでは千六百ガル程度になるというふうに評価しております。
これで最後の質問にいたしますが、先ほどお話しになった千ガル、それから千六百ガルというのは、当時、審査のときに五人の審査員はごらんになっていますでしょうか、教えてください。
規制委員会の外部有識者でもある岡村眞氏は、日本最大級の活断層が前面海域六から八キロにあることについて、地上波を検出した後、僅か一秒で主要動が到達することを意味している、少なくとも千ガル、二千ガル以上の可能性があると、こういう指摘を行っております。 原発前面海域の断層四百八十キロにわたって動くとした場合、六百五十ガルの揺れにとどまると、この根拠について説明していただきたいと思います。
ただ、もし今後規制委員会でいやいや千ガルでいいんだと仮になったとして、それに向かって関電が工事を進めて、補強工事をして、それで再稼働というふうになった場合に、例えば二年後に最高裁の判決が出て、いや千ガルでは全く不十分でその二倍以上が必要なんだと仮になったとしたら、大幅な再工事が必要になるわけですよね。
さらには、新潟中越地震とか東日本大震災とかでは、最大加速度数千ガルというようなことが観測されたりもしているわけです。 やはり、そういった現実に見えている数字と比べて、今回のこの基準地震動六百二十ガルというのはいささか小さいんじゃないか、それで本当に大丈夫なのかという不安があるやには聞いております。
さらには、先ほども申し上げましたけれども、柏崎刈羽のときの、新潟中越地震とかであれば、最大加速度千ガルを超えたという、数千ガルを超えているにもかかわらず、例えば基準地震動は四百とか三百とかそういう設定をされているということで、本当に大丈夫なのか、やはりそういう不安があると思うんですね。
それで、中電は、浜岡原発三号機から五号機に対して、加速度千ガルの耐震補強を行った。だけれども、五号機は、地下に低速度層があるために、千九百ガルの最大地震動に見舞われると推計されたとしています。そうすると、中電が何と説明しているかというと、五号機だけがそうなので、五号機が停止中だったら千九百ガルでも耐震性はあるよと説明しているんだそうです。
例えば、宮城県と岩手県で大きな地震がございましたが、このときには二千ガルを超える数値がございますが、このガルと我々が平均的に災害を見ます震度とは若干の違いが、地盤の状況、建物の状況等で変化がある場合もございます。しかしながら、一般的にはそれなりの関係を有しているというふうには認識してございます。
最大加速度が元々六百ガルだったものを自主的に千ガルに上げたというふうにおっしゃっていましたが、海江田大臣も御存じだと思いますけれども、実際に二千ガルとか三千ガルを超えるような地震というのがもう各地で発生しているわけですよね。そしてもう一つは、想定している津波の高さ、これが低過ぎるんじゃないのかと。これも元々八メーターを想定していましたが、これを三月十一日の震災発生後は十五メーターに上げたと。
○吉井委員 まず、二千ガルというのは、柏崎でも女川でも、多分福島でも、建屋についてはそうだと思うんです。ですから、もともとの耐震設計指針そのものについて、根本的に見直しをしてからこうしたチェックをやらないと地震対応ということにはならないと思うんです。
これはしかし、女川原発一号機の建屋を見ますと、最高二千ガルを超えているんですよ。針が振り切れてしまった。そういう加速度を記録して、大体六百から七百カ所の機器の故障、損傷等がわかっているわけです。二〇〇七年七月十六日の新潟県中越沖地震のときにも、実は柏崎刈羽のタービン建屋で二千ガルを超えているんです。
東京電力は、その基準地震動という揺れを一応八百、昔は六百ガルだったものを八百ガルという、ガルというのは加速度の単位ですけれども、最大加速度八百ガルというふうにちょっと上げまして、なお念のため、千ガルまでは耐えるようにするといって耐震補強をしているわけですけれども、私はもっと、つまり二〇〇七年の柏崎刈羽原子力発電所を襲った新潟県中越沖地震のときは柏崎刈羽一号機の下で千六百九十九ガルというものを記録したわけで
原発の耐震設計基準も、かつて四百五十ガルだったのが六百ガルに引き上げられ、八百ガルに引き上げられ、今では千ガルとなっておりますけれども、こういった直近に起こった地震から比べても、この基準はとても到達していない、十分カバーしていないわけであって、何の根拠もない。事実によって否定されているわけでありまして、とても想定外どころではなくて、既に身近に起こっているではないか。
それは新潟県中越沖地震で、柏崎刈羽原発ではタービン建屋で二千ガルを超えたんですね。これを経験し、約三千カ所の機器類の損傷、破壊が記録されました。 福島第一では、今回、受電鉄塔が倒壊する。内部の方は、津波とは別に、そもそも最初の地震の一撃でどれぐらい原発プラントが損壊したかということ自体がまだつかまれていないんですね。
例えば浜岡でいえば、一号炉、二号炉は今廃炉の手続に入っておりますが、三、四、五号炉は、六百ガルから耐震強化をして一千ガルの対応へと強化をし終わったと聞いています。そして、一方で防波壁ということで十二メーターのものをつくると中部電力も発表されておりますが、地震はいつあるかわかりません。極端な話、きょう、あす、あってもおかしくないわけでございます。
二〇〇四年十月二十三日の中越地震では、最大二千五百ガルを超える記録も出ていますし、昨年七月十六日の中越沖地震のときは一千ガルを超えると。このとき、昨年、タービン建屋では二千ガルを超えるものもありました。ですから、もちろん場所その他によって加速度の値はいろいろ違うのはわかるんですが。
中部電力浜岡原発では千ガルにも対応し得るというような今補強工事をしているところでございます。これでまず耐震安全を図っていく。 それから、柏崎刈羽の反省からいえば、本体が大丈夫であろうとも、例えば火災が起きたときの消火施設が実は建築基準法に準ずる程度のところの強度で設置されていたと。